くさせんべいと東武のはなし

ひたすら東武のことをつぶやくブログ。「煎餅の旅と日常」の主による別ブログです。

東武特急の置き換え計画が読めない

こんにちは。旅行ブログの方がほったらかし状態のくさせんべいです

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先日より、今年度増備分の500系リバティ甲種が行われ、まーた撮り鉄界隈が賑わっているようです。

これにて今年度分増備の5編成のうち残り3編成分が増備され、今年の増備は終わりました(残りは春に増備された70090系2編成)が、この3編成は土休日運転のきりふりと波動用以外に使い道のない350系置き換え用ではないかとの見方がファンの間で強まっています。

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さて、話は変わりますが、コチラは100系スペーシア(上)と200系(下)。100系「けごん」「きぬ」、200系は「りょうもう」として運用される列車ですが、100系は1990年・200系は1991年に登場し、どちらももう製造から30年近くが経過しています。サービスの陳腐化やコンセントがないなどの問題点を考慮するともうそろそろ置き換えるか第一線から撤退させる必要が出てくる時期となっています。

実際、100系に関しては中期経営計画に「日光線の新型フラッグシップトレイン」として置き換え計画の話が少し出ており、時期としては来年度となります。200系に関しては公式発表皆無ですが、床下機器に関しては64年も前の設計が基礎となっており、下手したらこのまま65年、70年となってしまいます。コチラも置き換えが必要になっていると思われます。

 

さて、私のなかではこんな感じの置き換え計画予想を立てていました

 

日光特急(東武)→新型車両   100系第一線から撤退 500系はそのまま

日光特急(JR)→100系機器更新   動きなし

波動用→100系機器更新    350系廃車

    250系波動用へ編入

りょうもう新型車両      200系廃車

 

と、こんな感じで考えていました。しかし今回500系が純増したことにより、波動用の仕事が500系に奪われることになり、100系の行先が事実上失われることとなりました。

となれば考えられる先として、

りょうもう用に転用

・地方私鉄に譲渡

・廃車

というかたちが考えられますが、100系の個室とビュッフェがある特殊構造上、りょうもう用にするには座席の置きなおし、個室撤去、機器更新と大掛かりな改造をする必要があり、いくら魔☆改☆造の東武でもさすがにやるとは思えません。となれば考えられるのは地方私鉄譲渡ですが、コチラも先頭車が個室という特殊構造ゆえ短編成化したときに個室が邪魔になり、改造するのも大変なのでちょっと考えにくいです。

なら廃車、という選択肢がありますが、「廃車?あの列車を使い倒すことに定評のある東武が??」という考えが頭をよぎります。

100系に関しては、JR直通を置き換えるのかそれともそのまま使うのかという問題があり、さらに200系廃車時の250系の処遇をどうするかという話にもなり、正直言ってどっちに転がるのかまったく読めない状況になっているのが現状です。

 

 

ひとまずここで、現状の列車の問題点を考えてみます

100系VVVFの老朽化、コンセントはおろか背面テーブルすら無い座席

・200系→床下機器の老朽化、一部座席に背面テーブルが存在しない、コンセント皆無、2010年台に入って座席更新したばかり

・250系→1編成しかない

500系→定員が少ない、車販スペースが無い

 

 

次いで、次の新型車両に求められる設備を考えてみます。赤文字は絶対必要なもの

・日光特急→コンセントグループ用テーブル(ひじ掛けの折り畳みテーブルなど)、背面テーブル、車内販売、個室、広めのシートピッチ、フリーWi-Fi

りょうもうコンセント背面テーブル、座席定員の多さ、フリーWi-Fi

・臨時波動用→コンセント、背面テーブル、高い汎用性

日光特急に必要そうな設備を「個室」としたのは、現在の100系個室の人気が高いため。実際グループ利用や騒ぎたい人、またよく泣きがち/大人しくできない子供連れの層なんかにも需要があり、6室しかない個室は休日午前中とかの列車を中心に即座に売り切れてしまうんだそう。区間利用も少なくないですが、そういう人はだいたい普通車に乗るのでやはり観光客向けの設備が必要となってきます。

一方、りょうもうはビジネスの利用が多く、遠距離ライナー列車的な役割であることを考えると座席定員が必要となってきそうです。コンセントや背面テーブルの需要は日光特急以上になるでしょうし、フリーWi-Fiも欲しいところです。

臨時用は基本的に走らせる線区により適切な車両を使うのが最善でしょうが、団体用やツアー用となると話が変わってきます。無駄に個室だの車内販売だのを付けるより、調整可能な普通席がズラッと並んだ車両の方が便利です。しかしコチラは既に500系という便利車両があるので、置き換える必要は無いかと思われます。

 

それを踏まえ、いくつかあり得る置き換え案を挙げてみます。

 

  • 案1

・日光特急→JR直通ごと新型に置き換え、100系全列車廃車

500系はそのまま、波動用は500系にて

りょうもう→新型車両に置き換え、250系も容赦なく廃車

ぶっちゃけ何も考えなくていい最も簡単な置き換え計画だと思います。というか、正直もっともあり得る計画じゃないかなって思います。

  • 案2

・日光特急→豪華列車を2~3本製造、それ以外は100系を更新(JR直通も更新のみ)

波動用に250系を編入100系250系500系にて臨時や団体の運用に入る

りょうもう→250系を除き新型車両に置き換え

JRの踊り子/サフィール踊り子のように豪華新型車両を新造し後は従来の車両でやり繰りするやり方。日光特急の汎用性が薄れるものの、これなら既存の列車をまだまだ使えます。尖った車両なら話題にもなりますし、観光特化にもできます。

 

 

ということで新型車両の置き換え計画を考えてみました。正直言ってこれが全く違う結果になる可能性は十分高く、いろいろ考えているものの結局「読めない」という結論となっています。サービスの陳腐化が進む中、今後の東武特急がどうなるか楽しみです。

 

 

 

 

 

オマケ:主の妄想爆発

 

日光特急ですが、具体的に「どういう感じになるか」を考えてみました。

 

案1 オール回転リクライニングシート、トイレ以外の特殊設備無し

…これは既に500系が担当してるので、これは無さそうです

 

案2 100系正当後継車

要するに個室6室+ビュッフェのスタイル。これなら置き換えのときに構造が同じであり、置き換え完了するまで代走だのなんだのに困らないスタイルです

現在の列車もそうですが、せっかくなら沿線の伝統工芸品とかちょっとした地元銘菓とか売ってほしいですね?

 

案3 2両ダブルデッカー

平屋席に電動機を置き、日光側2両をダブルデッカー(2階建て)にするやり方。個室席を階下に置けば個室を確保しつつ座席確保が可能。眺めはもちろんいいですし(それだけの景色が東武線内にあるかは微妙ですが)、なんなら先頭車をパノラマにできます(それだけの景色がa(ry)

ビュッフェをどうするかは微妙ですが、階下席に置くと個室席が減りそうだなぁと。搬入の手間も考えると、日光側前から3両目に設けるのがよさそう。

バリアフリーは平屋席で対応します。

 

案4 観光特急

要するにJRでいう乗ってたのしい列車とかそういうの。具体的に言えば、花嫁のれんとかとーほくえもーしょんとか

もちろん日光特急に全面的に採用することなど不可能なので、数編成だけ造るやり方となります。

案4-1 よくある観光特急

水戸岡マヨネーズばりの奇抜なデザインの列車を造り、特急料金にプラス上乗せしてでも座席定員を少なくして楽しんでもらうスタイル。浅草・春日部・栃木・日光などの伝統工芸の展示販売、沿線の食材を使った軽食や名物を販売してもよさそうです。浅草→日光で時間が2時間弱なので、入れ替わりを考慮するとこのスタイルが良さそう東武らしさ」は崩壊するかも…

案4-2 レストラン列車

車内をミトーカよりは多少シンプルにしつつ、食べる特化の車両に。2時間弱だとドタバタになってなかなか大変そうなので微妙ですが、例えばこれが「会津田島行」であれば所要時間が3時間強になり、食事と乗車を合わせると丁度よさそうな感じです。途中乗車だと正直微妙なので乗車は浅草、とうきょうスカイツリー、北千住に絞り、下車は野岩鉄道会津鉄道線内に限定、という感じで…。ただ、スイーツだと磐越西線のアレの二番煎じですし、本格ピザは西の方でやってますし、高級料理だとすぐ西のとこがやってますし…。せっかくなら沿線の食材や名物を、と思いましたが、貧相な知識ですと会津絡みで「蕎麦」の列車くらいしか思い浮かばなかったです。でも日光湯葉や埼玉東部名産の小松菜とかは蕎麦に合いそう。時折、大内宿のねぎそば的なのや両毛地区のうどんをメニューに入れるというのも楽しそうだなと感じました。

でもコレ日光特急を置き換えてやるものじゃねぇな???

 

 

以上妄想おわり

東武じゃできなさそうですが、コタツ列車とか乗ってみたいな~とか考えております